消防隊員になりきって子どもたちが心肺蘇生など体験 京都・福知山で救急フェス
京都府福知山市東羽合の市消防防災センターで、第16回救急フェスティバルがこのほど開かれた。家族連れら市内外の約600人が来場し、心肺蘇生や消火器などの体験ブースを回り、楽しみながら救急医療について学んだ。 厚生労働省と総務省消防庁が定める「救急の日」(9日)と「救急医療週間」(8日-14日)に合わせ、住民に救急医療への関心や理解を深めてもらおうと、福知山医師会と福知山市、市防火協会が協力して毎年開いている。 心肺蘇生ブースでは、感染防護衣を着て救急隊員になりきった子どもたちが、市応急手当普及員らの指導を受け、実際に訓練用の人形を使って体験。小さな手で一生懸命に胸骨圧迫をしていた。 市消防本部の啓発キャラクター「ジューケーキマン」や消防車両の展示なども子どもたちから人気を集め、記念写真を撮っていたほか、実際の火災現場を想定した煙体験、消火器体験では参加者たちが真剣な表情で取り組んだ。 母親と来場した男児(4)は「心肺蘇生の体験が楽しかった。友だちが倒れていたら助けてあげたい。消防士がかっこよかった」と話していた。