市電の脱線は「横圧」が原因 鹿児島市交通局が発表 谷山電停は通常使用に戻る
鹿児島市東谷山2丁目の市電谷山電停付近で3日発生した車両の脱線事故で、市交通局は5日、カーブ区間終端での遠心力による横圧が原因だったと発表した。終端部に脱線を防ぐレールを追加し、同日午後6時半から谷山電停の使用を再開した。 【写真】〈関連〉8月3日、脱線した鹿児島市電の車両=鹿児島市浜町
交通局によると、車両は谷山電停に入る直前、約25メートル手前で脱線した。進行方向を切り替える分岐器に差し掛かっていたが、機器などに不具合は見つからなかった。時速10キロの制限速度も下回っていたという。 臨時ホームを設けて運行していたが、試運転で安全が確認されたため通常通りの運行に戻した。
南日本新聞 | 鹿児島