<甲子園>決勝戦でプレーしたプロ野球選手たち
○2007年 佐賀北-広陵 甲子園ベストゲームの1つ。8回裏に副島浩史が放った逆転満塁本塁打はいまも語り草となっている。その一発を浴びた野村祐輔(広島)小林誠司(巨人)のバッテリーに加え、土生翔平(広島)と上本崇司(広島)と4人の選手がプロへ進んだ。4人がプロ入りしたチームは2001年の日大三以来だ。 ○2006年 早稲田実-駒大苫小牧 説明の必要のないほど有名となった一戦。死闘を繰り広げた斎藤佑樹(日本ハム)と田中将大(楽天→ヤンキース)がプロ入りしたのは周知のとおり。ただこの試合からはもう1人プロ入りした選手がいる。早稲田実控えの2年生投手だった塚田晃平は早稲田大に進学後育成ドラフトで広島入り。2年で戦力外となってしまったが、いまもアメリカ独立リーグで野球を続けている。 ○2005年 駒大苫小牧-京都外大西 ご存知のとおり駒大苫小牧の田中将大はいまやヤンキースのエース。57年ぶりの大会2連覇、3年連続の決勝進出を果たした駒大苫小牧だがその後プロ入りしたのは田中ただ一人だ。 ○2004年 駒大苫小牧-済美 大エース田中の活躍で優勝した翌年とは違いこの年の駒大苫小牧は猛打での優勝だった。壮絶な打ち合いに敗れ春夏連覇を逃した済美のエース福井優也はその後広島へ、主砲の鵜久森淳志はその年のドラフトで日本ハム入りした。 ○2003年 常総学院-東北 東北勢初優勝を目指した東北の前に名将木内監督率いる常総学院が立ちはだかった試合。4失点で完投した東北のダルビッシ有は日本ハムからレンジャースへ。その球を受けたキャッチャーの佐藤弘祐は巨人、サードの加藤政義は大学進学後日本ハム入りし再びダルビッシュとチームメイトになった。勝った常総学院の坂克彦は近鉄でプロ入り、現在は阪神で貴重なベンチプレーヤーとして活躍している。 ○2002年 明徳義塾-智弁和歌山 明徳義塾のショート森岡良介はドラフト1位で中日入り、2008年に戦力外となったがトライアウトを経て入団したヤクルトでは選手会長を務めるなど第一線で活躍中。キャッチャーの筧裕次郎は近鉄入り後、分配ドラフトでオリックスに移籍した。 ○2001年 日大三-近江 98年以降では最多の6人がプロ野球選手となった試合。勝った日大三のエース近藤一樹はオリックスで2ケタ勝利を挙げるなど活躍したが、千葉英貴(横浜)内田和也(ヤクルト)都築克幸(中日)は期待に応える活躍ができず現役を終えた。継投で勝ち進んだ近江の2投手、島脇信也(オリックス)竹内和也(西武)もプロでは結果を出すことができなかった。