<センバツ2022・ともに咲く>広陵 地元に優勝旗/広島商 感謝を忘れず 2校が厳島神社参拝、必勝祈願 /広島
第94回選抜高校野球大会に出場する広島商が6日、広陵が7日に、それぞれ宮島(廿日市市)を訪れ、厳島神社などを参拝し必勝を祈願した。地元の人たちから激励も受け、大会へ決意を新たにした。 両日とも監督や選手がフェリーで到着すると、宮島桟橋前で宮島観光協会の関係者が出迎え、激励式を開いた。中村靖富満会長が「必勝」と記された宮島名物の大しゃもじ(長さ約1・5メートル)を、主将らに贈り、甲子園での活躍に期待を寄せた。 厳島神社では選手らがおはらいを受け、玉ぐしをささげて必勝を祈願した。大聖院にも参拝した広島商の植松幹太主将(2年)は「応援してくださる方への感謝の気持ちを忘れず、甲子園で戦いたい」と語った。 広陵の選手たちは商店街などで地元の人から「絶対勝ってよ、負けちゃいけんよ」と声を掛けられる場面も。川瀬虎太朗主将(同)は「より一層、優勝旗を持ち帰り恩返ししたいと思った。けがなく一戦一戦頑張りたい」と活躍を誓った。【根本佳奈、池田一生】