試験直前は「家で勉強するな」東大生が言い切る理由 共通テストまでわずか!勉強の質を上げるコツ
受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。大学入学共通テストまでの毎日連載「現役東大生が解決! 受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第19回】 【漫画・ドラゴン桜で理解する】試験本番直前の気持ちの作り方 ■体調が悪くなければ「外での勉強」がおすすめ
共通テストまで2週間を切りました。この時期、受験生から「外で勉強したほうがいいですか? 家で勉強したほうがいいですか?」という質問をよくいただきます。最近はインフルエンザが流行っていますから、その対策は絶対に必要です。体調がよくないならもちろん家で勉強するべきです。 ただ、もし体調が万全で、マスクや感染対策をしっかりすることができるのであれば、家ではなく外で勉強することを強くおすすめしています。今回の記事では、なぜそう考えるのかについて解説していこうと思います。
そもそも多くの受験生は、12月まで家ではなく外にいる時間が長いものです。現役生であれば高校3年間ずっと学校に通っていたはずで、その3年間は学校で勉強する時間が長かったことでしょう。浪人生であっても、予備校に通っている人が多いと思います。つまり「外での勉強」が基本だった受験生が大半なのです。 直前期になって家で勉強するといっても、自室で長時間勉強することに慣れていない人が多いはずです。だからこそ、外に出るべきなのです。
外に出て、学校や塾の自習室に行って先生や友だちと顔を合わせつつ勉強する。その際に、先生や友だちと特別な会話をする必要はありません。とにかくいつもどおり顔を合わせて、学校や塾の自習室でいつもどおり勉強する。これがおすすめです。 これは勉強場所に限った話ではありませんが、試験前だからって特別なことを始めてしまうと、うまくいかない場合が多いです。試験前だからといって無理して家で勉強するのではなく、高校3年間と同じように、あるいは浪人の1年間と同じように、普段と同じように学校や塾で勉強するほうがいいのです。