フランス代表の「歴代3位」に浮上した意外なストライカー【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
いずれW杯で優勝するとは誰も想像できなかったはず
パバールからのクロスを泥臭くねじ込み、歴代得点ランクの単独3位に立ったジルー。あと6ゴールに迫ったプラティニ超えの野心も。(C)Getty Images
歴代1~2位がアンリとプラティニ、4~5位はトレゼゲとジダン。錚々たるレ・ブルーの通算得点ランキングで、やや意外な名前が単独3位に躍り出た。これらレジェンドの間に、なぜジルーが割って入れたのだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ・訳:結城麻里 2019年4月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― ゴール前のストライカーは右からのクロスに左足の太ももで合わせる。この試合が89キャップ目となったフランス代表キャリアで、もっとも美しい得点にはならなかった。しかし、オリビエ・ジルーは生涯、このゴールを忘れはしないだろう。 2019年3月25日のEURO2020予選。相手はアイスランド代表だった。4-0でフランス代表が勝利したこの試合で68分の2点目を決めたジルーは、豪華絢爛たる表彰台の一角を占めるに至る
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