部下に性的暴行の元大阪地検検事正「深く反省し謝罪したい」…初公判、起訴事実認める
検察幹部に被害を申告したのは今年2月。女性は会見で「被告から『他の検察職員に迷惑がかかる。公にすれば死ぬ』と脅され、申告できなかった」と打ち明けた。
「女性として、検事としての尊厳を踏みにじられ、身も心もぼろぼろにされた」と強調。会見を開いた理由については「声を上げられない被害者はたくさんいる。私の経験を話すことで過酷な実態を正しく知ってもらい、性犯罪を撲滅したい」と話した。
一方、女性は、副検事が北川被告側に今回の事件の捜査情報を漏えいするなどしたとも訴え、今月1日、副検事を国家公務員法違反などの疑いで大阪高検に刑事告訴・告発したことも明らかにした。
女性は、「検事正から性被害を受け、副検事から名誉毀損(きそん)の被害を受けているにもかかわらず、検察庁からは謝罪もなく、非常に孤立させられた」とし、「検察庁には、適正に処罰をしていただきたい」と訴えた。