「報道に憤り」石破首相、まさかの“逆ギレ”にドン引き…険しい表情も「人間的に小さい」冷めた声
「このような時期に、そのような報道が出ることは、誠にもって憤りを覚える」 10月23日、しんぶん赤旗が「裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金」の見出しでスクープを報じると、翌日、石破茂首相(自民党総裁)は10月27日投開票の衆院選挙の応援で訪れた広島市内でこう語った。 【写真】「サイズ感おかしい」石破首相のモーニング姿 全国紙政治部記者は「いつになく厳しい表情でした」と振り返り、その理由を語った。 「石破さんが憤るのも納得です。自民党単独で過半数の233議席が獲得するのは困難か、という衝撃的な世論調査の結果が出た直後でしたからね。しかも、投票日までもっとも大切なラスト3日間を控えての報道でしたから、石破首相も必死になって“疑惑”を払拭するほかなかったのでしょう。 しかし、演説は精彩を欠いていました。粘っこい口調で議論の相手の不備を突く、いつもの石破首相ではなく言い訳に終始していた印象があります。 自民党本部も候補者に向けた文書で《事実を曲解して極めて精緻に誤解を誘導するものだ。『政治とカネ』の問題とは全く異なり、法律的、倫理的にも後ろ指をさされるものではない》と説明しています。理論武装に躍起になっているように思えます」 こうした石破氏の“逆ギレ”や、石破氏の演説態度には、批判の声が多く上がっている。Xには、こんな投稿がポストされているのだ。 《石破が逆ギレしてんのも意味不明》 《全く信用できない自民党。道理を通す石破さんが道理を破壊》 《バレたら逆ギレって人間的にも小さいよなぁ》 《屁理屈言うて逆ギレ 選挙後に使えって もうめちゃくちゃ》 さらにXでは、石破氏の態度について《石破さんが逆ギレ安倍みたいなことゆうてる。ショックだわ》《言い訳がますます安倍じみてきたな》など、故・安倍晋三氏を想起する声も多く上がっている。2017年の都議選応援でヤジを飛ばされていた安倍氏は、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言していたが、これに似たものを感じる人も多いようだ。 そうしたなかでの《石破さんの怒ってる街頭演説、怖くてきつい 冷静に説明して欲しかった》といった書き込みもあった。赤旗のスクープは、石破氏の“痛むところ”に触れたのだろうか――。