イカルディを窮地に追い込む妻の「公私混同」
まだ若く美しく衝動的な妻は注目を浴びるのが大好きだ
イカルディ(左)がキャプテンマークを剥奪されるほどに信頼を失ったのは、妻で代理人も務めるワンダ・ナラ(右)の傍若無人な振る舞いが主因。クラブもチームメイトも、堪忍袋の緒が切れた。(C)Getty Images
シーズン中にチームの主将を交代させるという異例の事態となったインテルのお家騒動。キャプテンマークを剥奪されたイカルディは、なぜ窮地に追い込まれているのだろうか。問題は、代理人でもある妻の公私混同だ。(文:マウリツィオ・クロゼッティ・訳:片野道郎 2019年3月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― ピッチ上ではカンピオーネ(名手)でも、ピッチを一歩離れると不用意すぎるところのある男。その妻であり、SNSを通したコミュニケーションに情熱を傾ける女。男はインテル・ミラノのCFであり、つい最近までキャプテンだった。女はTVタレントで、夫の助言者としては必ずしも的を射ているとは言えない。 この複雑なロールプレイングゲームの中心にいるのが、マウロ・イカルディというセリエAでも指折りのストライカーであり、イン
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