ものまね一筋45周年! デビュー当時の「コロッケ」が和田アキ子と中尾ミエから受けた“愛あるダメ出し”の言葉とは
ものまねタレントのコロッケ(64)が、2025年でデビュー45周年を迎える。当初から誰もやらない特異な芸風で注目を浴び、常に第一線で活躍、日本中に笑いを届けてきた。45年という大きな節目も、本人にとっては「通過点に過ぎない」という。これまでの振り返りと、これからへの想いを本人に聞いた(全3回の第1回) 【写真】お正月にピッタリ! ご存じコロッケの“七変化”!!
32年ぶりのフジテレビ出演
「僕自身は何とも思っていなかったのですが、周囲というか、業界内で大きな騒ぎになってしまいまして。ちょっと驚きました」 というのは2024年10月、コロッケが「土曜プレミアム とんねるずの2億4千万の大陸スペシャル」(フジテレビ系)に出演したこと。番組前半の「2億4千万のものまねメドレー選手権」でBTS、SixTONESのジェシーからおなじみ岩崎宏美、野口五郎まで圧巻のパフォーマンスを見せたのだが、 「もともと僕は、フジのものまね番組(『爆笑! スターものまね王座決定戦』)でブレイクしました。でも当時のプロデューサーとケンカしてしまい(92年)、今は日本テレビの番組に出演しています。だから、業界でもコロッケはもうフジのものまねには出ないだろうと思われていたので、32年ぶりにフジのものまね番組に出たことで、周囲が驚いてネットでも話題になったんです」 きっかけはその2年前だった。コロッケが西麻布でスタッフと飲んでいる店に、とんねるずの石橋貴明(63)も飲みに来ていた。 「数年ぶりで、かなり久しぶりの再会でした。お互い、だいぶ酔っ払っていたんですけど、貴明はちょうどその年の『2億4千万~』の収録終わりで。それで僕に、今度『2億4千万~』に出てよ、と。とんねるずの番組なら断る理由もないし『いいよ、オレいつでも出るよ』と返事したんです。それより前に(木梨)憲武(62)にも『出てよ』と頼まれて、OKしていたんですが、なかなかタイミングが合わなくて」 コロッケととんねるずは、1980年デビューの“同期”でもある。「お笑いスター誕生!!」(日本テレビ系)で注目され、芸能界入りのきっかけをつかんだ。とんねるずはコント、コロッケは今と同じものまねでネタを披露していたが、故郷の熊本県から単身、上京。当時は六本木のショーパブで働きながら番組へ出演し、6週勝ち抜いて銀賞を獲得する。番組の司会を務めた中尾ミエと山田康夫は毎週、コロッケのネタに大ウケしていたが、収録後には貴重な“ダメ出し”を受けていたという。