夫→妻「なんでこんな家事ができないの?」はやめて!妻がカチンとこない伝え方とは。上から目線に要注意【お父さんのための言いかえワード#1】
夫婦関係の「火種」の1つともいえる、家事。妻が多くの家事を担っている家庭では、夫の何気ない一言が、妻を「モヤモヤ」「イライラ」させることがあります。 【画像4枚】「なんでこんな簡単なこともできないの?」の言い換え例を画像で見る! 『お父さんのための言いかえ図鑑 家族関係がすっきりポジティブに変わる』(著/大野萌子・笠間書院)から夫婦・親子のコミュニケーション術を全3回でご紹介するシリーズ連載。第1回は「家事」にまつわるコミュニケーションについてお届けします。
「こんな家事もできないの?」が妻の心を削る理由
育児中の男性読者のみなさんは、想像してみてください。仕事を終えて、妻と子どもが待つ自宅に帰ったら、部屋が散らかっていたというシチュエーションを。 中にはこんな気持ちになる男性もいるかもしれません。 自分は、妻よりも遅くまで職場で仕事をしてきたのに、妻は「やるべき仕事」を終えていない。そもそも、家事「なんて」大変じゃないんだから、もっとしっかり取り組んでほしい。少なくとも、自分の母親はちゃんとやっていた。 そして、こんな一言が口から飛び出すことがあるかもしれません。 「なんでこんな簡単なこともできないの?」 著者の大野さんは、この一言について、「妻に対して“何もできない”と言っているようなもの」だと述べています。悪気なく妻に発破をかけているつもりでも、言われたほうが「下に見られている」「責められている」と感じる言い方だそう。 「家事」という仕事と、その家事を担う配偶者を二重に見下している表現とも言えます。
「なんでこんな簡単なこともできないの?」はこう言いかえる
大野さんによれば、妻に「散らかっているままにしたくない」という気持ちを伝えたい場合「なんでできないの?」「なんでやってないの?」と相手を責めるような言葉を使うのは逆効果だそう。 それでは、どんなふうに言いかえたらいいのでしょうか。 相手に求めるだけでなく「自分もこれだったらできる」という姿勢を示す 相手に求めるだけでなく、自分も「これだったらできる」という姿勢を示すことで、「散らかった状態」を2人で解消したいという気持ちが伝わりやすくなるとのことです。 【言いかえ例】 「片付きやすくなる方法を考えてみようか?」 以前『kufura』が育児中の女性へのアンケートをとった際、子どものケアで手一杯で掃除まで行き着かなかったときにササっと部屋を元通りにしていく夫への感謝の声が寄せられていたことがあります。 言葉と行動をセットにすることが求められる場面もあるかもしれませんね。