「年末調整で9万円返ってきた」という同僚。同じ年収の私は「8000円」ほどしか返ってこなかったけど、なにか“裏ワザ”があるの?「年収400万円」のケースで解説
そのほかに考えられる控除
住宅ローン控除のほかに考えられる控除としては、社会保険料控除が挙げられます。国民年金保険料や国民健康保険料などは、支払った金額全てが所得控除の対象になります。 学生時代に支払いを延期していた国民年金保険料を一括で支払った場合や、家族分の保険料を負担した場合などには、社会保険料控除が大きくなるため、比例して還付金も多くなるでしょう。
まとめ
同じ年収400万円の同僚の年末調整還付金が約9万円なのは、裏ワザがあるわけではなく、住宅ローン控除などがある可能性が高いです。 年末調整がまだ済んでいないという人は、申告できる控除が漏れていないか、確認してみましょう。 出典 国税庁 年末調整がよくわかるページ(令和6年分) 国税庁 給与所得の源泉徴収税額表(令和6年分) 国税庁 所得税のしくみ 国税庁 No.1213 認定住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除) 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部