【ジャパンC】オーギュストロダンは東京競馬場のダートでキャンター調整「馬の調子も良く、とても満足」
GⅠ7勝目を狙うディープインパクト産駒のオーギュストロダンは、18日は東京競馬場のダートコースで帯同馬とキャンター調整。その後、ゲート試験に合格した。「馬の調子も良く、とても満足しています。おとなしく、賢く、機敏です。輸送にも強くすべてを吸収するので順応性も高いです」とキーティング助手。愛国所属馬がVなら41年ぶり。父も制したビッグレースで日本馬を一蹴する。 仏のゴリアットは、7月のキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSでGⅠ初制覇を飾った。2着ブルーストッキングはその後に凱旋門賞を制覇し、ハイレベルな一戦だった。18日は東京競馬場のダートコースでキャンター調整後、ゲート試験に臨み合格。ダヴィ調教助手は「状態は非常に良好で、疲労は見られず、気候にも順応しています。スミヨン騎手が水曜日に芝コースで騎乗する予定です」と話した。 ただ一頭の3歳牝馬チェルヴィニアは前走の秋華賞で牝馬2冠を達成。出色の伸び脚で差し切りGⅠ連勝を飾った。太田助手は「前回の帰厩時よりも、さらに馬を大きく見せるようになった印象。まだ全体の完成度は前回よりも劣っているけれど、フィジカル面では一段上がっています」と目を細める。1週前の13日は、美浦Wコースで6ハロン79秒8-11秒7をマーク。「さすがにメンバーが強くなるので、さらに状態を上げていかないと簡単ではない」と気を引き締めた。 昨年の3着馬スターズオンアースは、3月のドバイシーマクラシック8着以来となる。10月23日に帰厩後、丹念に乗り込みを重ねて1週前の14日は美浦Wコースで川田騎手を背に3頭併せ。6ハロン81秒3-11秒3の時計で余裕たっぷりに僚馬に先着した。高柳瑞調教師は「フィジカル面も順調に仕上がって今で502キロ。このままやっていけば、もう少し絞れると思う。去年(3着)と比べても全然悪くない」と好気配を伝えた。 ジャスティンパレスは天皇賞・秋4着と、10着に崩れた宝塚記念から復活の兆しを見せた。13日の栗東坂路では4ハロン51秒6-12秒5の自己ベストをマークするなど気配は良好。池水助手は「大きくは変わらないですけど、少しずつ精神的に成長している。自分の力は出せる状態にありますし、距離も気にはなりません」と語った。