Claude 3.5 Sonnet、PDFの画像や表も理解する「Visual PDFs」
Anthropicは1日、AIモデル/サービス「Claude(クロード)」の最新モデル「Claude 3.5 Sonnet」の新機能として、PDF内の画像や表などの内容の分析も可能な新機能「Visual PDFs」を開始した。 【この記事に関する別の画像を見る】 PDFのテキスト部分だけでなく、画像やチャートなどの情報も認識し、活用する機能で、「早期リリース(Feature Preview)」でVisual PDFsをONにすることで利用可能になる。 Claude can now view images within a PDF, in addition to text. This helps Claude 3.5 Sonnet more accurately understand complex documents, such as those laden with charts or graphics. Enable the feature preview: https://t.co/bJ8BjBT6zG. pic.twitter.com/VNSf547ptT ― Anthropic (@AnthropicAI) November 1, 2024 例えば、業務の流れについて図版を中心に説明するマイナポータルを活用した「本人同意の取得支援サービス」のPDFを入力すると、フローと関係者について以下のような整理が行なわれた。 この資料はマイナポータルを活用した「基本4情報提供サービス」の「本人同意取得支援サービス」について説明する図です。主なフローと関係者は以下の通りです: 関係者: 1. 民間企業(SP事業者)- 携帯会社、銀行、証券、損保、生保等 2. 顧客 3. プラットフォーム事業者(PF事業者) 4. J-LIS(認証局) サービスの流れ: 1. SP事業者からハガキ、メール等の送付 2. 顧客がQRコードやリンクからアクセスして同意 - マイナポータルサイトで新住所等の提供に同意 - マイナンバーカードで電子署名を実施 - 同意日付、お客様識別番号、提供先企業名等の情報を含む 3. 以下の情報がAPIを通じて連携: - 同意情報 - 電子証明書情報 - お客様識別番号 4. プラットフォーム事業者を通じて: - 同意情報 - 電子証明書情報(基本4情報) - PPID等の情報が処理 5. J-LISとの連携により: - 失効情報 - 最新の住所等の情報を取得 6. 最終的に顧客情報の受合完了 この仕組みは、既存の基本4情報提供サービスと、マイナポータルAPIを活用した新しい基本4情報同意提供サービスを組み合わせたものとなっています。
Impress Watch,臼田勤哉