捨てられない人もスムーズに手放せる。3つの「タイプ別」片づけのコツ
●本能タイプさんの収納のポイント
面倒くさいことが嫌いな本能タイプさんの収納のポイントは「ざっくり、わかりやすく、すぐに取り出せる」収納を意識すること。 私の夫の場合、毎日使うものは基本的には出しっぱなしです。携帯、お財布、車のカギは寝室の窓際に置くだけにしています。大雑把なタイプにはアクション数少なめの管理がおすすめです。
「あれかわいい」「すごく好き」…思い出のものが増える「感情タイプ」
人とは違う感性や独特なものが好きな「感情タイプ」。ものに対して自分の気持ちが入りやすいので一度手に入れたものを「すごく大切な思い出のもの」と思う傾向にあります。 だれかからのいただきもの、旅行先のパンフレットや思い出のものとなる写真もどんどん増えるタイプが感情タイプの特徴です。「人や自分の想い」をものに乗せてしまうのでものをため込む特徴があります。 以前、片づけのお仕事でお客さまの家に伺った際に、お子さまが落書きした紙、保育園や学校からもらってきたお便り…そういったすべてのものを思い出の品として残してあるおうちがありました。 子どもが学校でつくってきた作品ですが、すべての作品が魂込めてつくったものとは限りませんよね。学校からの作品をすべて残すとなるとかなりの量になります。紙でつくった作品や絵の具は虫もつきやすくなるので、できるだけ残さないようにした方がいいのです。 写真に撮ってデータとして残す方法もありますが、どうしても現物を残したい場合は、どの作品を残しておきたいのか選別する必要があります。 わが家では、子どもの熱量が入った作品や母である私が気に入ったものは、しまい込まずに自宅に展示しています。飾るためのスペースを確保して、絵などはフレームに入れてきちんと飾る。作品を残すのなら、わかりやすい保管をした方が子ども喜びます。
●感情タイプさんの収納のポイント
どんな暮らしがしたいのか、リビングや自室をイメージすることで部屋を整える意欲がわいてきます。好きなもの、思い出のもの、だれかからもらったものなど、ものへの思いが強い感情タイプさん。 「どう暮らしたいのか?」と自分に問いかけ、片づけそのものよりも、おうちの中のインテリアや家具などで空間を楽しみながら暮らすほうが、おうちが整っていくように思えます。