捨てられない人もスムーズに手放せる。3つの「タイプ別」片づけのコツ
「もしかしたらいつか使うかも」…かもしれないに囚われる「思考タイプ」
このタイプの方は流行とか便利グッズなどに影響されることは少ないのですが、保険会社・銀行などからのお知らせの手紙などを捨てられない傾向にあります。雑誌や新聞なども「いつかまた読むかもしれない」の思いから紙ベースのものをため込みがちに。 家の中に1度ものを入れてしまうと、もったいない、いつか使うかもしれない、捨てたら後悔するかもしれないと、現在存在しているものを手放すことに不安を感じる思考タイプ。 私自身が思考タイプで、家電の説明書や粗品でもらったボールペン、もう何年も着ていないのにクローゼットの中は洋服だらけの状態で暮らしていました。
●思考タイプさんの収納のポイント
家族のだれかに「片づけなさい」とか「ものを捨てろ!」と言われても、自分自身が納得できなければなかなか片づけが進まないタイプ。知ることから行動に起こすことが得意なので、無作為に情報を得ようとせず、片づけの基本をしっかり学び実践することが片づけの近道です。 私の場合、整理収納アドバイザーの資格を取り、お片づけの理論通り少しずつ自分でやっていくことでおうちの中が整ってきました。 小さな場所からものを全部出して、この1年間で使っているか、使っていないにかに分けていく。収納はあまり意識せず、ものを「出す、分ける、減らす」を繰り返していくことで気づけばさまざまな場所が整っていきました。
だれかのまねではなく、自分らしい片づけの仕方を
本やSNSの情報に振りまわされず、自分の特性に合った方法で片づけをすることで無駄な時間を過ごすことなく片づけを行うことができます。 極度の面倒くさがり、ものに感情移入しすぎてものが増える、とにかく不安からものを手放せない。理想の暮らしを実現するためには、自分のタイプを知ったうえで自分がもっているものをどうしたいのか、考えてみることがお片づけのスタートになりますよ。
小林志保