札幌で２つの施設を運営する医療脱毛大手・アリシアクリニックの運営会社が裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。利用者がＨＴＢのカメラの前で怒りをあらわにしました。 利用者） 「脱毛サロン倒産するっていうニュースは結構頻繁に見てて、けどまさか自分が通ってるところがなるとは」。 医療脱毛大手・アリシアクリニックの札幌北２条院に通っていた３０代の男性。その知らせは突然でした。 男性に届いたメール） 「東京地方裁判所に対して破産手続開始の申立てを行い、同日付で破産手続開始の決定を受けました」。 廣瀬美羽記者） 「札幌駅の近くに青い看板が目印の、アリシアクリニックがあります。奥の看板には、お知らせの紙でしょうか、張り紙が貼られています」。 札幌中心部で２つの施設を展開していたアリシアクリニック。札幌院のホームページには、白とピンクを基調としたおしゃれな受付や化粧室などラグジュアリー感にあふれた施設内の様子が掲載されていました。 東京商工リサーチによりますと、負債総額はおよそ１２４億円。債権者は脱毛の回数券などを購入した会員など９万２０００人近くに上ります。 男性は、今年４月に１０回コースを契約しクレジットカード一括で１２万円を支払いました。クリニックには、２カ月に１、２回通っていてまだ３回分残っているといいます。 利用者） 「自分は（残り）３万いくらかの額ですけど、他の方だったらもう何十万払ったのにっていうのが、毎回シャワーを浴びるたびになんか頭をよぎるっていうのが、額大きい方考えると本当きついなっていう」。 運営会社から届いたメールには返金に関する案内はなく、今後、泣き寝入りすることも覚悟しているといいます。 利用者） 「もう支払いが、４月なので、返金っていうのも、ほぼほぼ、もうできないので、もう耐えるしかないのかなっていう。コンプレックス抱えて、本当決意決めて５０万以上とかのお金払う方とかもいると思うので、本当にショックですよね」。