”代役開幕投手候補”東浜が無観客の阪神戦で炎上したソフトバンクは本当に危機的状況で開幕を迎えることになるのか?
「私は3年間、西武のベンチにいてソフトバンクと戦い、2018年にはペナントレースでは勝ちましたが、CSでは圧倒的にやられました。あの年もレギュラーシーズンでは、ソフトバンクに故障者が出て西武との差は縮まらなかったのですが、CSでチームの状態をピークに仕上げてきたんです。短期決戦は投手力です。そこで太刀打ちできませんでした。投打、守備を含めてスキがなく、6回までにリードをしていないと勝率はガクンと下がりました。いかに先発から先に点を取るかがソフトバンク攻略の最低条件でしたが、そこで点を取ることが難しかったんです。でも、今年の状況は、私が西武にいた頃とは、少し違ってきています。ピッチャー、打線共に故障者が出ています。確かにバレンティンが加わるなど、分厚い戦力が整っていますが、大型補強をした楽天が面白い存在で、今年は苦戦するのではないか、と予想しています」 主力に故障者続出の状況を受けて専門家の間でもソフトバンクに対する評価は分かれた。”開幕投手白紙”のまま3月20日の開幕へ向けて最終調整の段階に入ったソフトバンクは果たして3年ぶりのV奪回を果たせるのだろうか。