【訃報】元パンクラス王者・三浦広光が43歳で急逝。海外、ボクシングでも活躍、BreakingDown出場が最後の試合
第10代ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS)が死去した。本人のSNSを通じて家族が公表した。43歳だった。 【写真】BreakingDownでの試合が最後となった 「三浦広光に関しての大切なご報告」として、「9月中旬に急性白血病が発覚し闘病中でしたが去る令和6ねん10月26日に43歳で急逝いたしました。本来であれば早くお知らせ申し上げるべきところご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。葬儀につきましては誠に勝手ながら近親者のみで執り行いました。ここに謹んでお知らせ申し上げますとともに故人が生前中に賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げます」と、家族一同、SAMURAI SWORD名義で投稿された。 三浦は柔道出身。大東文化大柔道部に所属し、正力杯-81kg級ベスト8などの実績から、2001年11月に第5回全日本コンバットレスリングオープン選手権大会-85kg級(9人参加)で優勝。2004年6月の第30回全日本サンボ選手権大会では90kg級で優勝を果たした。 2004年7月のPANCRASEでプロデビュー。ヘンゾ・グレイシー門下生のジョー・ダースを相手にTKO負けスタートも、以降4連勝。HERO'Sを経て、 2007年5月からWECに参戦し、2008年8月にはカーロス・コンディットを相手に「WEC世界ウェルター級タイトルマッチ」に臨み、4R、ヒザ蹴りでダウンを奪われパウンドでTKO負け。王座獲得に失敗もファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 WEC参戦前から練習を積んでいた帝拳ジムでプロボクサーに。2010年4月、ラスベガスでプロボクシングデビュー。2011年8月には、日本スーパーミドル級で日本ランキング1位に。2012年10月、OPBF東洋太平洋スーパーミドル王者清田祐三に挑戦も、6RTKOで敗れ王座獲得ならず。 2016年10月、リングス所属としてウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチで村山暁洋に判定勝ち。4連勝で王座獲得に成功。2017年7月、阿部大治にTKO負けで王座陥落も、2019年10月にレッツ豪太に1R TKO勝ちで再起。2021年6月には、現Bellatorの菊入正行に2R 左三日月蹴りをもらってのパウンドによるTKO負けを喫していた。 MMA以外では、2021年9月26日の『BreakingDown 02』で、大相撲の先代時津風親方の坂本正博と対戦。道衣ありで臨み、判定3-0で勝利したのが、最後の試合となった。2021年12月12日にパンクラスで引退式。MMA戦績21戦13勝8敗、プロボクシング戦績9戦8勝1敗。キックボクシング戦績3戦2勝1敗。
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