レッドブルF1がセルジオ・ペレスの離脱を発表。後任は明かされず……ローソン、それとも角田裕毅?
レッドブル・レーシングはセルジオ・ペレスが2024年シーズン限りでチームを離れることを正式発表した。後任となるドライバーは発表されなかった。 【ギャラリー】セルジオ・ペレス 全F1マシン:2011-2024 2024年シーズンにペレスは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得したのとは対照的に大苦戦。トップ4チームのドライバーで唯一シーズン未勝利に終わり、ドライバーズランキングでも8位に沈んだ。 チームはペレスの得点力不足もあり、コンストラクターズランキング3連覇を逃した上、ランキング3位に転落。順位に応じた分配金の額も大幅に減額されることとなった。 こうした背景から、2024年シーズン限りでペレスがレッドブル・レーシングのシートを失うことになると広く予想されてきたが、ついにペレス更迭が発表。2024年6月の時点で2年の契約延長を締結していたが、その契約期間に足を踏み入れる前にペレスのレッドブル・レーシングでの章、そしてF1での旅は一先ず終わりを迎えた。 2011年にザウバーからF1デビューを果たしたペレスは、マクラーレンやフォース・インディア/レーシングポイント(現在のアストンマーティン)を渡り歩き、2020年のサクヒールGPでの劇的なF1初優勝を果たした。そして翌年からレッドブル・レーシングへと移籍した。 ペレスは2021年以降、レッドブル・レーシングで5勝をマーク。2022年にドライバーズランキング3位、2023年にドライバーズランキング2位に入り、チームのコンストラクターズタイトル獲得にも貢献した。 ペレスの後任には、姉妹チームであるRBから角田裕毅、もしくはリアム・ローソンのどちらかが起用されると考えられてきた。経験豊富な角田を差し置いてローソンが昇格の権利を手にするのではないかという噂もあるが、この日はそれについての発表はなかった。 なお、角田もしくはローソンの抜けたRBのシートには、2024年シーズンのFIA F2でドライバーズランキング2位となったアイザック・ハジャーが座ることが確実視されている。
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