元ソフトBの大隣には巨人が熱視線!トライアウトで生き残ったのは誰?
大隣同様に評価を受けたのが、元巨人の左腕・乾だ。 最速147キロは、この日参加したピッチャーの中でマックス。最近覚えたツーシームが切れて、北川、多田、元ロッテの菅原祥太(24)をいずれもスイングアウトさせて3つの三振を奪った。東洋大から2010年にドラフト3位で日ハムに入り、去年の開幕後に大累進内野手との緊急トレードで巨人に移籍したが、今季は1軍登板はわずか5試合に終わった。それでもファームでは34試合34回2/3に登板し37奪三振、防御率は2.34。 「三振を取れるのは魅力。左のワンポイントで使えるんじゃないか」と、某球団の編成は高く評価した。 3人目は21歳の元中日、岸本。彼も多田と、元巨人の坂口真規(27)から2つの三振を奪ったが、坂口には145キロのストレートをアウトコースに決めて凍りつかせた。 敦賀気比高時代にセンバツベスト4。2013年に育成ドラフトで1位指名され、1年目に二軍で抑えとして防御率1点台でビッグホープ賞を受賞し、2年目も育成のままだったが、オフにはU-23W杯代表に選ばれ、5試合に救援して5回1/3を無失点。存在感を示した。4年目の今季やっと支配下登録されたが、結果が出せずにあっさりと戦力外になったが、21歳という若さは魅力だろう。 彼らのスマートフォンに獲得打診の幸運の知らせは届くのだろうか。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)