【中国】中国人の労働時間、男女差は週6時間
中国国家統計局が実施した時間の使い方に関する調査によると、中国人の現在の有償労働時間は1週7日間の1日当たり平均で6時間23分だった。男女別に見ると、男性は6時間44分と女性の5時間55分より長く、週平均6時間を超える差があった。 統計局が中国人の時間の使い方を調査する「全国時間利用調査」をまとめた。今回の調査は今年5月11~31日に3万8,500世帯の計10万7,000人を対象に実施した。調査は3回目で、対象地域を前回18年までの10地域から全国に広げた。 週末を除くウイークデー5日間で計算すると、有償労働時間は8時間を超えることになる。 平均の有償労働時間は都市部(6時間23分)と農村部(6時間22分)にほぼ差がなかった。 家事や子育てなどの無償労働時間は1日当たり平均で2時間45分。男性は1時間52分、女性は3時間29分で、男女間の偏りがより目立った。 一方、出前サービスや家政サービスの普及を背景に、家事の負担は減っているようだ。調査によると、家事関連時間は1日当たり平均1時間59分で、18年時点から28分短縮した。オンラインショッピングの利用も広がり、オンラインで商品やサービスを購入している人の割合は54.7%。18年時点から38ポイント拡大した。 個人の自由時間は1日当たり平均で3時間30分。男女に大きな差はなかった。