手足口病、富山県内で再流行 1医療機関25人超、06年以降最多
富山県内で手足口病が再び流行しており、県感染症情報センターが16日に発表した7~13日の患者数は1医療機関当たり25・25人で、今年最多となった。8月下旬以降、増加傾向が続いている。1医療機関当たりの1週間の患者数が25人を超えるのは、データが確認できる2006年以降初めて。 同病は主に1~4歳の子どもを中心に、手や足、口の中などに水疱(すいほう)性の発疹ができる感染症。センターによると、今年は6~7月に流行後、患者数は減少していたが、8月下旬に再び増加傾向に転じた。夏場に流行した後に再増加する年は珍しいといい、詳しい原因は分かっていない。 センターは感染予防として、集団生活でタオルの共用を避け、食事前やおむつ交換後のこまめな手洗いなどを呼びかけている。