石川遼「焦りを自分でしっかりコントロールできた」 2日間ボギーなし4位で決勝ラウンドへ
◇男子ゴルフツアー カシオ・ワールド・オープン第2日(2024年11月22日 高知県 Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72) 今季2勝で賞金ランク5位の石川遼(33=CASIO)は2位から出て3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算10アンダーの4位となった。首位とは3打差。 65の好スコアをマークした初日から一転して我慢の1日になった。石川は「昨日あれだけのスコアが出た後だったので、今日は逆に難しくなると思っていた。その通りの展開になった。スロースタートだったので、これはしようがないという感じでやっていた」と振り返った。 1番は第2打をミスしてバーディーパットは6メートルも残った。その後もなかなか短いバーディーパットを打てない展開だった。 最初のバーディーは7番パー5だ。ここも4メートルのパットをねじ込んだもの。その後も耐える時間が続いたが「バーディーを取らなきゃという焦りを自分でしっかりコントロールできた」と冷静さを失わず1打1打を積み重ねた。そして13番と、最終18番で3メートルほどのバーディーチャンスをものにした。 2日間ボギーなしの堅実なプレーで好位置で決勝ラウンドに進む。「今日でいったん悪いところも出たし、落ち着いて明日に行ける」とすっきりとした表情の石川。11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来の今季3勝目、ツアー通算21勝目が見えてきた。