【中京記念】前走同距離の先行馬が有利 東大HCの本命は安定した先行力を持つセオ
今の充実度なら重賞でも通用
◎セオ 3歳1勝クラスで後の重賞勝ち馬レーベンスティールに勝利。ラジオNIKKEI賞は大敗したが、その後の戦績は【3-1-1-1】着外1回も5着で掲示板を外さない安定感を見せている。都大路Sは距離延長の昇級戦を全く問題にせず先行押し切りで完勝。今回は久しぶりの重賞挑戦となるが、今の充実度なら上位は堅く、三連系の馬券の軸として最適だろう。 ◯ロングラン 22年9月のOP入り以降、2000m以上【0-0-0-6】に対して、1800mでは【1-1-0-2】着外2回も5着内で掲示板を外していない。過去5勝はダート含めて全て1800mで挙げている。3走前のディセンバーSで久しぶりに勝利したが、そのときの2着コスタボニータはその後に重賞勝ち。2走前の小倉大賞典は上がり最速タイの末脚で2着に入った。当時同斤量で1着だったエピファニーより今回は1kg軽い。この舞台なら大崩れはない。 ▲エルトンバローズ 未勝利から4連勝、1800mの重賞でソングラインやレーベンスティールに勝ち、マイルCSも4着と健闘した。実績面はトップクラス。今年に入ってから大敗続きも、近2走は海外遠征とGⅠであり、GⅢなら侮れない。前走は後方からの競馬となったが本来は先行脚質で、1800m【2-3-0-1】と距離適性も十分だ。ただし今週の小倉は雨予報。今年の3戦いずれも稍重で敗れたことから、渋った馬場が苦手な可能性も考慮して3番手とした。 △アルナシーム 2歳時には朝日杯FS4着。1~3着馬はその後GⅠを勝利するハイレベルレースだった。5歳になってからの直近4走でパワーアップした印象があり、同条件の小倉大賞典では3着セルバーグとハナ差、前走エプソムCは3着とアタマ+アタマ差の5着に粘った。2走前にはセオに0秒2差で負けているが、今回は当時1kg不利だった斤量差がなくなる。展開次第で逆転もある。 以下セルバーグ、エピファニー、ニホンピロキーフまで印を回す。馬券は◎軸、◯以下相手の3連複とする。 ▽中京記念予想▽ ◎セオ ◯ロングラン ▲エルトンバローズ △アルナシーム ×セルバーグ ×エピファニー ×ニホンピロキーフ 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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