マルセイユの“救世主”パイエは「神の恩寵を受けた男」か【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
2017年にマルセイユが払った移籍金はクラブ史上最高額
26節で敗れはしたが、12節から14戦連続無敗と好調マルセイユを牽引するのがパイエだ。チームの目標であるCL出場権をもたらすことができるか。(C) Getty Images
EURO2016で3ゴールをマークし、一躍その名を轟かせたパイエがリーグ・アンで健闘するマルセイユの攻撃を牽引している。「神の恩寵を受けた男」はフランス代表に返り咲き、ふたたびその救世主となれるだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年3月5日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― マルセイユの今シーズンの目標は、もはやただひとつ。リーグ・アンでパリ・サンジェルマンに次ぐ2位の座を最後までキープし続け、チャンピオンズ・リーグ(CL)の本選出場権を手に入れる。それだけだ。 栄えあるこのコンペティションにマルセイユが登場したのは2013―2014シーズンが最後で、もう6シーズンも遠ざかっている。これほど人気があり、常に高い目標を掲げてきたクラブにとって、6シーズンはあまりに長い。
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