【ラグビー】イングランド代表PR、ジョー・マーラーが代表引退。RWC2023日本戦での”ヘディング”でおなじみ。
イングランド史上最高のプロップのひとりとも評されるジョー・マーラーが11月3日、自身のSNSで代表を引退すると発表した。 2012年夏の南アフリカ遠征で代表デビューを果たし、95キャップを獲得した34歳。2016年(グランドスラム)、2017年、2020年のシックスネーションズ優勝チームの一員として活躍した。 ワールドカップには2015年から3大会連続で出場し、2019年の日本大会では準優勝に貢献。2023年のフランス大会では”ヘディングアシスト”を決めて、日本代表撃破に繋げた。 2017年にニュージーランド遠征をおこなったブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの一員でもある(テストマッチ出場はなし)。 代表ラストゲームは7月6日のオールブラックス戦。不運にも、開始17分で足を骨折し負傷退場した。 今秋のスコッドにもその名を連ねていたが、個人的な理由でキャンプを去っていた。 マーラーは2018年に一度は代表活動を引退していたが、2019年のワールドカップを前に復帰するなど、過去に何度か代表引退を報告していたが、今回は正真正銘の引退のようだ。 「国際ラグビーに別れを告げるのは悲しいことです。しかし、私は本当に誇りに思います」とコメントした。 マーラーは妻と4人の子どもたちと過ごす時間を最優先することを選んだ。 「家族が最優先だと言い続けても、実際にそうではなかったを良いことも悪いことも、キャリアの思い出を汚さずに残しておきたい。子供たちが泣いているのに家を出たくない。私は変化を起こす準備ができている」 「私は自分の国のために95回プレーすることができて、信じられないほど感謝しています。私が失敗し続ける間、忍耐力を示してくれたすべての人々に感謝しています。一つひとつの試合を特別なものにしてくれたファンにも感謝しています」 イングランド代表のスティーブ・ボーズウィックHCは、「ジョーはイングランドのラグビー界に素晴らしい貢献をしてきた。フィールド上ではタフで妥協を許さない闘志を持ち、フィールド外では誠実で唯一無二の個性の持ち主だ」と語った。 「彼のユーモア、遊び心、そしてチームにもたらしたエネルギーがなくなるのは寂しい。彼がイングランドのラグビーに与えてくれたすべてに感謝している。もうイングランドのユニフォームを着ている彼を見ることはないだろうが、彼は常にこのチームの一員だ。ありがとう、ジョー」と続けた。 マーラーは、クラブキャリアでは2009年のデビューからプレミアシップのハーレクインズ一筋、285キャップを誇る。2011年の初優勝と2020年の二度目の優勝に貢献している。