ドイツ代表デビューを飾ったバイエルンの18歳・ムシアラ。超逸材の知られざるキャリアに迫る【現地発】
レーブ監督との対話の末にドイツ代表入りを決断する
ブンデスリーガ初出場からわずか9か月でドイツ代表デビューを飾ったムシアラ(左)。12分間の出番だったが物怖じせずに積極的に仕掛けた。(C)Getty Images
バイエルンのクラブ最年少記録を次々に更新しているムシアラが、3月にA代表デビューを飾った。同じく10代で頭角を現わしているヴィルツやムココとともに、先行き不透明なドイツ・サッカー界の一筋の光となれるか。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2021年4月15日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 絶対王者バイエルン・ミュンヘンに、眩い輝きを放つ新星が現われた。弱冠18歳のジャマル・ムシアラは、2020年6月に17歳115日でブンデスリーガデビューを飾ると、9月には17歳205日でブンデスリーガ初ゴール、2021年2月には17歳363日でチャンピオンズ・リーグ(CL)初得点を記録。一気に3つのクラブ最年少レコードを塗り替えた。 勢いに乗るムシアラは、2021年3月25日にワールドカップ(W杯)予選の
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