佐々木朗希で市場混乱! 中南米アマ選手の人生狂わす恐れ…MLBルール見直しも
米スポーツサイトのアスレチックは19日(日本時間20日)、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)と契約を望むMLB球団に中南米出身のアマチュア選手との契約に大きな影響が出ると警鐘を鳴らした。 【写真】脚長すぎ!佐々木朗希 「25歳ルール」の対象の佐々木は25歳未満の海外選手獲得に使える「インターナショナル(国際)・ボーナス・プール」の枠内での契約となる。 2024年度の国際ボーナスプールは12月15日(同16日)までで、ドジャースが最多の250万2500ドル(約3億8700万円)。25年度は1月15日(同16日)から始まり、各球団の枠510万ドル~756万ドル(約7億9000万円~約11億7000万円)となる。これはMLBドラフトの対象となる米国、カナダ、メキシコ以外のアマチュア選手との契約金に割り当てられ、「一般的に10人から30人」の、16歳以上のアマチュア選手獲得ための資金だ。 「(佐々木が)選んだ球団はほぼ間違いなく、国際ボーナスプールを全て彼に費やし、大リーグからは程遠いラテンアメリカの選手たちと交わしていた口約束を破ることになる」と指摘するとこう続けた。 「そのような選手たちから人生を変えるような大金を奪うのは間違いだ。野球界はそれを許すべきではない」 同サイトは佐々木が「早ければ来季、先発ローテーションのトップに立つかもしれない」即戦力で、「日本の若くて実績のあるプロが、中南米や他の地域のアマチュアと同じカテゴリーに置かれるのは馬鹿げている」とバッサリ。たしかにNPBで4年プレーした佐々木を中南米の主に10代のアマチュア選手と同等に扱うのは無理があるだろう。 解決策として「佐々木が球団の国際ボーナスプールとは別に契約できるようにする」「他の29球団にボーナスプールを追加し、佐々木が入団した球団との契約を失った選手と契約できるようにする」「次の労使協約では国際ドラフトについて合意すればいい」等と提案し、「立派なこと(改革)をする」べきであると強調した 佐々木がルール見直しのきっかけになるかもしれない。
東スポWEB