電気自動車を選ぶなら知っておきたい「テスラ」。シンプルなのに個性豊かなラインナップをおさらい!
もしかしたら閣僚になるかもしれないイーロン・マスク氏。既に世界的大富豪であり、現代のわらしべ長者的な彼にとって、アブを縛ったわらしべと交換して手に入れたミカンくらいのアイテムが、テスラだろう。 【写真19点】「テスラのラインナップ」を写真でチェック 最近は中国系BEV(電気自動車)に押されて苦戦しているとも聞くが、世界のBEV時代を切り拓いてきたのは間違いない。 そんなテスラで今買えるモデルを、マスク氏が今より偉くなる前に改めておさらいしておきたい。
新時代の到来を予感させた「モデルS」
同社初のセダンが2012年に登場したモデルSだ。メルセデス・ベンツでいえば現行型Eクラスほどのサイズで、日本でも2013年から販売が開始された。
中央にドンと置かれた大きなディスプレイ以外は何もないようなインテリアデザインは、当時“新しい時代が始まった”感があった。 その証拠に、10年以上経った今では、同様のディスプレイ中心主義インテリアが他社にも採用されるようになっている。
現在日本では、最大航続距離634kmのモデルSと、0-100km/h加速2.1秒というスーパーカーなみのパフォーマンス(最大航続距離は600km)を誇るモデルSプラッドの2タイプが選べる。いずれも4WDだ。
ガルウイングが目をひく「モデルX」
2012年に発表され、2016年に日本でも販売が開始されたモデルX。 後席に備えられた上に大きく開くガルウイングドア(名称はファルコンウイングドア)がまず目をひく同社初のSUVだ。
ボディサイズはモデルSよりひと回り大きく、全長は5m超、全幅は2m超、全高は1.7mに迫る。 大柄ということもあり、3列目シートを備えることも可能だし、ラゲッジ容量は最大2614Lまで拡大できる。
現在日本では、最大航続距離576kmのモデルXと、0-100km/h加速2.6秒というSUVとは思えないパフォーマンス(最大航続距離は543km)を誇るモデルXプラッドの2タイプが選べる。いずれも4WD。
日本で乗りやすいサイズの「モデル3」
2018年に日本でも販売が開始されたモデル3は、メルセデス・ベンツで言えばCクラス並のセダン。 といっても、トランク部分の段差はないし、エンジンを収める必要のないボンネットは短いので、従来のセダンとは違うフォルムだ。