「時々無性に食べたくなる」「ご飯が進みすぎる」…やよい軒の隠れた人気メニュー「味噌かつ煮定食」。そのこだわりとは?
「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。 人気外食チェーン店の凄さを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は定食チェーン・やよい軒の「味噌かつ煮定食」を取り上げます。 飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。 【写真で見る】やよい軒の隠れた人気メニュー「味噌かつ煮定食」はこんな感じ
■「ご飯が進みすぎ」 陶板が特徴的な「味噌かつ煮」 今回のテーマは、定食チェーンのやよい軒。運営は、弁当チェーン「ほっともっと」のフランチャイズも手掛けているプレナスです。 やよい軒といえば、何より定食のご飯のおかわり無料が代名詞。手ごろな価格でお腹いっぱいに食べられることから、学生時代によく利用していた、という方も多いのではないでしょうか。メニューにも「しょうが焼定食」「チキン南蛮定食」「から揚げ定食」といった、パワフルな“飯泥棒”たちが名を連ねています。
そんな中、今回扱うのは「味噌かつ煮定食」です。通常の皿ではなく、陶板に乗っているのが特徴的な味噌かつは根強いファンも多く、SNSでは「時々無性に食べたくなる」「ご飯が進みすぎてヤバイ」といった声があがっています。 【写真】「時々無性に食べたくなる」「ご飯が進みすぎる」…やよい軒の隠れた人気メニュー「味噌かつ煮定食」。そのこだわりとは? ご飯が進む、並み居る競合メニューの中で存在感を発揮する味噌かつ煮定食。実際に食べてみましょう。
■夜9時でも大繁盛 外国人客も多い、銀座のやよい軒へ 今回訪問したのは、東京の一等地、銀座にあるやよい軒。店を構える銀座インズ2の2階には数多く飲食店が営業していますが、平日の夜9時ごろ、仕事終わりや飲み会終わりというタイミングもあってか、特に繁盛していたのがこのやよい軒です。 銀座という土地柄もあってか、店頭には外国語メニューの用意も。実際に外国人のお客さんも多いように見受けられます。それ以外では、待っている人や店内で食事している人を眺めると、女性が多いような印象を受けました。