笑顔で練習する楽天早川（撮影・山田愛斗）

　楽天早川隆久投手（26）が19日、2位フィニッシュに意欲を示した。チームはロッテに2連勝し、ゲーム差なしの3位に浮上。6・5ゲーム差で追う20日の2位日本ハム戦（エスコンフィールド）に今季初の中5日で先発予定だが、見据えるのは順位キープではない。 　チームトップ11勝の左腕は強気だ。「3位になって、次は（CS）ホーム開催を目指していく中で倒さないといけない相手なので、ゲーム差縮めて、どんどんじりじり追い詰めていければ」。日本ハムとの直接対決はこの試合を含めて残り5戦。可能性がある限り、上の順位を狙う。 　日本ハムは首位ソフトバンクに敵地で2連勝と勢いに乗っている。「昨日、一昨日の試合を見てても、やっぱりピッチャー陣がすごい粘ってという感じの印象があるので、粘り負けずに前回の反省を生かし、初球からしっかり投げていければと思う」。14日の前回対戦時は水谷に先頭打者本塁打を浴びているだけに「先制点だけを与えないように気をつけていきたい」と引き締めた。 　チームとして今季初の6連勝がかかる。「まずは本当に勝ちっていうのをつなげて、またいいイメージで福岡に乗り込んでいけたらなと思います」。21日からのソフトバンク2連戦（みずほペイペイドーム）に弾みをつけるような快投で、自己最多を更新する12勝目をつかむ。