新卒で実家暮らしです。昼は「母の手作り弁当」夜もほぼ「母の手作り料理」を食べています。家にお金を入れていないのですが、これってマズいですか…?
経済的な理由などのさまざまな事情で、社会人になってからも実家暮らしをしている人は少なくないようです。実家に住んでいると、本来自分ですべき家事を親が行ってくれることもあるため、日中仕事をしていると助かることも多いでしょう。 特に親がお弁当を作ってくれる、家に帰ったら夕飯ができているなどの場合は、食事に関する心配ごとは少ないといえるでしょう。 そこで気になるのは、実家暮らしをしている場合、家にお金を入れるべきかどうか、またその適切な金額はどれくらいかということです。 本記事では、実家暮らしの社会人が家に入れる生活費の相場や金額の決め方について解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
毎月実家に入れるお金の平均は?
保険会社マンモス株式会社が行った「実家暮らしの方へのアンケート」によると、実家に入れるお金の平均額は4万257円です。年代別の平均金額をみていきましょう。 ・19歳以下:2万5663円 ・20~30歳:3万3623円 ・31~40歳:4万1875円 ・41~50歳:4万6970円 ・51~60歳:4万5000円 ・60歳以上:17万5000円 年齢が高くなるほど平均金額も高くなることが分かります。また、実家にお金を入れていないと答えた人は全体の26%と少数で、実家暮らしの多くの社会人が毎月実家にお金を入れていることが分かります。
実家暮らしでは毎月家にお金を入れるべきか?
社会人で実家に住んでいる場合は、生活費として毎月一定の金額を家に入れるのが好ましいでしょう。社会人として収入を得ているのであれば、本来自分で払うべき家賃・水道光熱費・食費などの生活費を入れることで、親の経済的負担を減らすことができるためです。 実家暮らしをすると、本来自分で負担すべき住居費や光熱費が節約できるため、経済的な負担が少なく貯金がしやすいというメリットがあります。食費や水道光熱費などがかさみ、親に経済的に負担をかけてしまうおそれもあります。 なお、総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯にかかる支出平均額は、「食料」は8万6554円、「光熱・水道」は2万3855円、「住居」は1万8013円でした。 二人以上の世帯の平均世帯人員は2.9人の為、一人当たり4万5000円程度、生活費(食費・水道光熱費・住居費)としてかかると想定されます。 実家暮らしをする場合には、あらかじめ家族と話し合い、無理のない範囲で毎月家にお金を入れるようにしましょう。