DeNA・牧秀悟の今季1号も空砲 投手陣が崩れて逆転負けで4連敗、4位転落
(セ・リーグ、広島5―1DeNA、5回戦、広島3勝2敗、17日、マツダ)ついに出た! DeNAの4番、牧秀悟内野手(25)が二回に左翼席へ飛び込む1号ソロを放った。今季63打席目での初本塁打。新人特別賞に輝いた1年目は21打席目、2年目は12打席目、そして自己最多の29本塁打をマークした昨季は39打席目で放っており、プロ4年目で最も遅い一発となった。 【写真】DeNA・牧のそっくりさん17人がハマスタ集結 「しっかり打ててよかった。今までチームに貢献できていなかったので、これからどんどん打って巻き返したい」 0―0の二回先頭。広島先発のアドゥワに対し、1ストライクからの2球目のスライダーを捉えた。舞い上がった打球はグングン伸びてスタンドイン。一、二塁間で着弾を確認した牧は、右手を天に突き上げた。三塁ベンチ前で仲間の祝福を受けると、右肘を曲げて拳を握る本塁打パフォーマンス「デスターシャ」をファンとともに叫んだ。 チームは開幕から対戦相手が一巡する5カードを終えた時点で、3番佐野、4番牧、5番宮崎に本塁打がなかった。14日のヤクルト戦(横浜)に敗戦後、三浦監督も「そこに任せきりということではないが、クリーンアップが当たってこないと打線も活気づかない」と語っていたが、前日16日に宮崎が1号。牧にも一発が飛び出し、筒香の復帰が決まったDeNA打線に着実に火力が強まってきた。 しかし、先発の浜口がいけない。1―1で迎えた三回に押し出しでまず同点。四回には自身の悪送球、ファンブルと2失策が絡み、内野ゴロと重盗で2点を勝ち越された。浜口は4回4安打4四球で3失点(自責点1)。3安打をマークした牧の今季1号は空砲に終わり、チームは4連敗で借金2(7勝9敗)、広島と並んで4位タイに転落した。