「東京、京都は混みすぎ」「エベレストはゴミだらけで衛生も…」 アメリカの旅行ガイドが選んだ「行くべきではない旅行先」15選!?
【京都(日本)】 国内報道でも頻繁に取り上げられているが、京都もオーバーツーリズムによる交通渋滞や住宅費の上昇といった問題を抱えている。マナーの悪い観光客によるルール違反も多く、地元住民の反感を買っている。 【東京(日本)】 東京もオーバーツーリズムには悩まされている。円安により外国人観光客は増えたが、ホテル代の急上昇などは地元住民にとって頭の痛い問題である。 【オアハカ州(メキシコ)】 オアハカ州は2020年以降、観光客が77%も増加し、観光業をあてにした外国人の移住も進んでいる。スペイン語に変わって英語が主要言語となり、住宅や作業場だった建物が次々に観光客向けのホテルやレストランに姿を変えた。生活費と住宅費の高騰に耐えかね、元からの住民は集団でこの地域から去っていった。 【ノースコースト(スコットランド)】 ノースコーストでは2015年以来、ノースコースト500というドライブルートが人気を集めており、交通渋滞や観光客による迷惑行為などが問題になっている。特に問題になっているのは観光客の多くが行っているキャンプで、ビーチなど適切でない場所でキャンプするだけでなく、グリルや食べ残しなどのゴミだけでなく人糞なども捨てられているという。
解決策は?
オーバーツーリズムの問題は、原因である観光客がいなくなってしまったら、その観光地自体が苦境に陥ってしまうことだ。観光客ができることは、皆と同じ時期に同じ場所に行かないこと、行くとしてもオフシーズンに行くこと、現地のルールや法律を守ることだろう。
text: Izuki Yoshii