【宇垣美里さん】節目買いは『欲しかった“マルジェラバッグ”を買う言い訳に』|CLASSY.
気軽にトレンドを楽しみたい気持ちもあるけれど、間違いのない買物をして、自分をバージョンアップしていきたい。30歳は、働き始めて最初に迎える大きな節目で思い出に残る大物買いのグッドタイミング。30代になり、年齢を重ねる幸せを感じているという宇垣美里さんの節目買いとは?
【宇垣美里さん(33)】30だから…とは思わないけど、欲しかったマルジェラを買う言い訳に
“若いし”“女性だし”で判断されない30代のほうが自由だと感じてます 30歳の誕生日を迎える数ヵ月前から、長く使える上質なものが欲しくて探していました。当時はちょうどパンデミックが落ち着き、再び世の中が動き始めた時期で、自分に発破を掛けたい気持ちもありました。ジュエリーや服も候補にありましたが、アフターコロナを見据えて一泊旅行に行けるくらいの大きいバッグに狙いを定めてリサーチ。その中で出合ったのがマルジェラの「グラム スラム」でした。ナッパレザーのもふももふ感を見た瞬間「触りたい!」と一目惚れ。もともと、形が変わっていたり、生地の分量が多かったり、一回で覚えられそうなひとクセあるデザインが好きなので、枕みたいなユニークなシルエットにも惹かれました。本が数冊入るサイズ感でドラマの現場でも活躍しています。
28、29歳の頃は、「30歳になったらマインドチェンジしなきゃ」という気持ちでいましたが、実際になってみると普通で、自分も周りも何も変わりませんでした。でも、「30歳だから買ってもいいよね」と欲しかったものを手に入れるためのひとつの言い訳になったし、後押しもしてくれました。昔から先輩たちが「30代になったら楽になるし、40代はもっと楽、50代は天国」と言っていましたが、本当にその通りだな、と思っています。20代の頃は若さを理由に悔しい思いをすることもたくさんあったし、色眼鏡で見られることもあった。その人自体が努力しているのに、特に女性は「あなたの価値は若さ」みたいに言われたり。33歳になった今は、そこから少し抜け出せた感覚があります。何事もやりやすくなったし、生きやすくなり、年齢を重ねる幸せを感じています。 宇垣美里 1991年⽣まれ。兵庫県出⾝。同志社⼤学を卒業後、TBSに⼊社。2019年に退社後は、モデルや俳優、執筆業と幅広く活動。週刊⽂春、⼥⼦SPA!、スカパー!HOMINISなどで漫画や映画のコラムを連載中。TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」では⽉曜パートナーを担当。 〈宇垣さん衣装〉ニット¥33,000(HER.)パンツ※共布ベルト付き¥39,600(アンタイトル)靴¥18,150(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)チョーカー¥29,260(エムシー・スタジオ/ZUTTOHOLIC)リング〈中指〉※ストーン付き¥15,400(アルティーダ ウード)リング〈薬指〉¥103,400(ココシュニック)バッグ/本人私物 撮影/秋山博紀 ヘアメーク/あきやまひとみ スタイリング/たなべさおり 取材/坂本結香 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc. ※CLASSY.2024年12月号「あの人の#30歳の記念買い」より。 ※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。