【バスケ】「リアル桜木花道」MIP川真田紘也がB1長崎へ パリ五輪メンバー入り目指す人気選手
バスケットボール男子日本代表候補の川真田紘也(26)が、Bリーグ1部(B1)長崎ヴェルカに移籍することが24日、関係者への取材で分かった。今月14日、契約満了に伴い滋賀レイクス退団が発表されていた。 【写真】「リアル桜木花道」赤髪に染めた川真田紘也 マイキーの愛称で知られる川真田は、身長204センチのセンタープレーヤー。昨夏のワールドカップ(W杯)では日本代表の“練習生”という立場からメンバー入りを果たした。日本代表カラーの赤に髪の毛を染めたことでも注目された。国民的人気漫画スラムダンクの主人公にあやかり、“リアル桜木花道”とも呼ばれた。 23-24年シーズンは2部(B2)で奮闘。レギュラーシーズン42試合に出場し、1試合平均5・8得点、3・6リバウンドを記録した。プレーオフでも奮起し滋賀のB2優勝とB1昇格に貢献。B1とB2を通じて最も印象度の高かった選手に贈られる「レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手(MIP)」を手にした。 明るいキャラクターで人気も高い。滋賀退団時にはファンや関係者に対し、成長させてくれたことに感謝を伝えた。そのうえで、「次のチームでもまた1から挑戦をして日々精進していきたいと思っています」とコメントを寄せた。 B1西地区に所属する長崎は20年創設。ジャパネットホールディングスを親会社とし、リーグ参入2年目となる22-23年シーズンに、史上最短でのB1昇格を遂げた。日本代表でも活躍する馬場雄大が加入した23-24年シーズンは27勝33敗で西地区6位。その馬場がNBA挑戦を表明して自由交渉選手リストに公示されたなかで、川真田にかかる期待は大きい。 今秋には約6000人収容の新本拠地ハピネスアリーナが開業。パリ五輪での活躍を目指す花形選手が、港町長崎の新アリーナでファンを魅了する。 ◆川真田紘也(かわまた・こうや) 1998年(平10)6月16日生まれ、徳島市出身。徳島・城南高から天理大時代には特別指定選手としてB2佐賀バルーナーズに加入。21年より滋賀レイクス(レイクスターズ)で3季プレーした。23年沖縄W杯日本代表。好きな食べ物は肉、嫌いな食べ物はなすび。204センチ、110キロ