【広島】悪夢のサヨナラ負け 3連勝で止まる...栗林が延長10回1死から丸に悲痛弾を浴びる 10回 上本の打球を吉川に好守で阻まれる
■プロ野球 巨人3×ー2広島 延長10回(28日 東京ドーム) 広島は巨人に今季4度目のサヨナラ負け、連勝は3で止まり36勝28敗4分の貯金8となり雨天中止の2位・阪神、中日に勝った3位・DeNAと3ゲーム差に縮まった。1ー1で迎えた10回、守護神・栗林がカウント2-0からのカットボールを丸にライトスタンドへ叩き込まれる5号サヨナラ弾を浴びた。栗林は今季、4月25日・ヤクルト戦(神宮)でサンタナにサヨナラ弾を浴びて以来の2敗目。チームは今季、東京ドームで4戦全敗。 スタメンは1番センター・秋山、2番ライト・野間、3番レフト・上本、4番ショート・小園、5番キャッチャー・坂倉、6番ファースト・堂林、7番サード・田中、8番セカンド・菊池、9番ピッチャー・床田のオーダーを組んだ。 巨人の先発・戸郷に1回、秋山は死球、野間は遊ゴロ併殺打、上本は空振り三振に倒れた。 先発・床田は今季13度目の登板、試合前まで7勝4敗、リーグ3位・防御率1.47。前回の6月21日・中日戦は7回を6安打1失点、カリステに浴びたソロ本塁打だけで負け投手。今季の巨人戦は初登板。 床田は1回、丸に左安打、吉川に犠打で1死二塁に。だがヘルナンデスを中飛、岡本和を左飛に打ち取り無失点の立ち上がり。 床田は2回1死から岸田にライト線にツーベースも立岡を空振り三振、門脇に四球、戸郷を空振り三振に取った。打線は2、3回は床田の1安打のみに終わる。 床田は3回、先頭・丸に中安打、吉川を左飛、ヘルナンデスに右中間にツーベースを打たれ1死二・三塁の危機に。岡本和のショート後方の打球を小園が背走しながらポケットキャッチ、二塁走者・ヘルナンデスが飛び出し併殺でピンチを切り抜ける。 4回の攻撃で先頭・野間が四球、上本が犠打を決め1死二塁に。小園は空振り三振、坂倉は右飛で先制できない。 床田は4回、大城卓、岸田、立岡を3人で退ける。その直後の5回、先頭・堂林が145キロのストレートを一閃、レフトスタンドへ1号ソロを放り込み1点を先制する。 床田は5回、先頭・門脇に遊あ内安打、戸郷の犠打で1死二塁に。丸を中飛も右中間にタイムリースリーベースを運ばれ、続くヘルナンデスに遊内安打タイムリーを許し1ー2と逆転された。 6回の攻撃で先頭・野間が中安打、上本の犠打、小園は四球で1死一・二塁から坂倉は遊ゴロ併殺打に倒れた。 床田は6回1死から大城卓にヒットを許し得点圏に走者を進めるも立岡を捕ゴロに打ち取り追加点を与えない。床田は6回を97球、8安打1四球3奪三振の2失点(自責2)で降板。 打線は7回、堂林は空振り三振、田中は三ゴロ、菊池は三ゴロと三者凡退に終わる。7回は2番手・黒原が門脇を空振り三振、代打・若林を右飛、丸に左安打も吉川を二ゴロに抑えた。 8回は巨人2番手・ケラーに代打・松山は二ゴロ、秋山が右安打で代走・羽月、ケラーの牽制悪送球で1死二塁に。野間は空振り三振、上本は一飛に凡退し同点に追いつけず。 8回は3番手・コルニエルがヘルナンデスに中安打で代走・重信、二盗を坂倉が刺し封殺。岡本和と増田大も打ち取り無失点に抑えた。 9回の攻撃、巨人の守護神・バルドナードに小園が中安打、坂倉の犠打で1死二塁から堂林の二ゴロで2死三塁に。田中の打席でバルドナードが暴投し小園が本塁に還り、2ー2の同点に追いつく。 9回は4番手・森浦が岸田を右飛、立岡と門脇を連続見逃し三振に抑えた。 10回の攻撃は巨人4番手・西舘に菊池が四球、代打・宇草が犠打で1死二塁に。西舘から代わった高梨に代打・二俣が四球で1死一・二塁から野間は一ゴロで2死一・三塁となるも上本の二ゴロは吉川に好プレイ―に阻まれた。