安易な庭植えは要注意?《こぼれ種で広がりすぎる》ナチュラル系植物5選。迷惑をかけずに楽しむ方法も紹介!
庭植え要注意?こぼれ種で広がるナチュラル系の庭木2選
●ランタナ(七変化)[常緑低木] 初夏から秋にかけて暑さにも負けずに咲いてくれる、丸くキュートな花が魅力のランタナ。別名の通り、咲き始めから咲き終わりにかけて花色が変わるので、常にカラフルな花を楽しめるのが魅力です。 しかしランタナもこぼれ種から発芽しやすく生育旺盛。地下茎でも広がり、地上部の茎からも根を出すため、管理が大変になりがちです。 ランタナは種が付かないように改良された品種が出ているため、植えてみたい方はこちらがおすすめ。従来の品種を育てている方は、種が付く前にこまめに花がら摘みや切り戻しをしながら育てましょう。 寒さに弱いので、寒冷地では一年草扱いです。ランタナの葉や種には毒があるため、小さなお子さんやペットが口に入れないように注意してください。 ※参考価格:400~800円前後(3~3.5号ポット苗) ●シマトネリコ(雌株)[半落葉高木] シマトネリコはナチュラルガーデンにぴったりの、繊細で爽やかな雰囲気が魅力。 明るい緑色の小葉としなやかな枝がおしゃれなことに加え、強健で育てやすいことから、シンボルツリーにもよく選ばれる庭木です。 シマトネリコは雌雄異株で、雌株は初夏に白い花を咲かせます。しかし、花を楽しんだ後に放置してしまうと、羽のついたタネが風に飛ばされ、離れた場所からもシマトネリコが発芽します。 成長が早いため、気づくとあちこちでシマトネリコが育っていることも…。 シマトネリコの花を楽しみたい方は、花後すぐ、タネが付く前に剪定を行うと、周囲に広げずに楽しめます。タネをつけないシマトネリコがほしい方は、雄株を選びましょう。 雌雄どちらも、サイズを保つためにはこまめな切り戻しが大切。剪定は厳冬期以外いつでもできます。 ※参考価格:350~2000円前後(3~3.5号ポット苗)
まとめにかえて
お庭に植えると後悔するかもしれない、こぼれ種で広がりすぎてしまいがちなナチュラル系の植物5選をご紹介しました。 今回ご紹介した植物たちは、強健で、厳しい環境でも育つという嬉しいメリットを持ち合わせています。本文中で紹介した配慮をしつつ、お庭の外に広がらないよう配慮しながら楽しみましょう。 ※編集部より:外部の方のご指摘をうけ、記事中の内容を一部削除しております。(2024/9/30 16:47)
鈴森 真樹