安易な庭植えは要注意?《こぼれ種で広がりすぎる》ナチュラル系植物5選。迷惑をかけずに楽しむ方法も紹介!
「野山のような自然な雰囲気で植物が育つ庭をつくりたい」「ほぼほったらかしでも、毎年ナチュラルな花が咲く植物を庭に植えたい」 ◆【写真6枚】ナチュラル&爽やかなシマトネリコ他、実は「こぼれ種で広がりすぎる植物」を紹介します ナチュラルガーデンを目指すガーデナーさんなら、誰もが考えていることではないでしょうか。 このような方には「こぼれ種」から発芽して広がる植物がおすすめ。植物から自然に種が落ちる「こぼれ種」は、人が種まきするよりも自然な雰囲気で生えるため、とくにナチュラルガーデンにぴったりです。 しかし、植物によってはこぼれ種の発芽率がよすぎたり、遠くまでタネが飛んだりして、ご近所のお庭や公園、道路などに広がってしまうことも。庭に植えた植物のタネがあちこちで発芽し、迷惑をかけることがあるため配慮が必要です。 この記事では、植える前に知っておきたい、こぼれ種で広がりすぎてしまいがちなナチュラル系の植物5選を、参考価格とともにご紹介します。 安心して楽しむ方法もお伝えするので、これから植えたい植物がある方や、すでにお庭に植わっている方は参考にしてくださいね。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「こぼれ種で広がるナチュラル系多年草&低木」
・エリゲロン・カルビンスキアヌス ・ヒメイワダレソウ(リッピア) ・ヒメツルソバ(ポリゴナム) ・ランタナ(七変化) ・シマトネリコ(雌株) それでは次でひとつひとつ見ていきましょう。
庭植え要注意?こぼれ種で広がるナチュラル系多年草3選
●エリゲロン・カルビンスキアヌス[落葉多年草] 暑さに強く、初夏から晩秋までナチュラルな小花を咲かせるエリゲロン。開花してすぐは白い花ですが、時間がたつとピンク色に変化し、白い花とピンクの花が混ざったキュートな雰囲気を楽しめます。 野草のハルジオンやヒメジョオンの仲間でもあるため、野趣あふれる雰囲気が魅力。しかし、とても強健で場所を選ばずに育つ性質も持ち合わせていて、アスファルトやコンクリートの隙間からも発芽します。 長い花茎の先から種がこぼれるので、隣家や道路から距離をとれる場所に植え付け、こまめに花がら摘みをしながら育てましょう。株が大きくなりすぎたときは切り戻しも必要です。 ※参考価格:250~530円前後(3~3.5号ポット苗) ●ヒメイワダレソウ(リッピア)[常緑多年草] ヒメイワダレソウはグランドカバーとして人気の植物。芝生よりも育てやすく、雑草を防いでくれて踏み付けにも強いうえ、春から晩秋までの長い期間ナチュラルな花を咲かせてくれます。ホームセンターなどで安く購入できるのも魅力です。 たくさんのメリットがあるヒメイワダレソウですが、こぼれ種で広がるだけでなく、地面についた枝からも根を出します。成長スピードも早く、手に負えなくなりがちです。 ※ヒメイワダレソウ参考価格:130~650円前後(3号ポット苗) ●ヒメツルソバ(ポリゴナム)[落葉多年草] まん丸でピンク色のキュートな花を咲かせるヒメツルソバは、地面を這うように成長するため、グランドカバーとしても植えられます。春から晩秋まで長い期間花を咲かせ、秋には鮮やかな紅葉が楽しめる、季節の変化が楽しい植物です。 しかし、ヒメツルソバもアスファルトやコンクリートの隙間から発芽して雑草化しがち。成長も早く、地下茎でどんどん広がってしまいます。 このため、ヒメツルソバを育てたい場合は隣家や道路から距離をとれる場所に植え付けましょう。土中に仕切りをして、地下茎が広がらないようにするのも効果的です。こまめな切り戻しと、離れた場所から発芽した芽の撤去も忘れずに行ってください。 ※参考価格:250~650円前後(3~3.5号ポット苗)