イオンの前身「ジャスコ」 3社の共同出資で設立? 屋号の由来を調査したら興味深い歴史が明らかに
SNSで度々話題にあがるショッピングセンター「ジャスコ」。イオンと名を変えた現在でも“ジャスコ呼び”する人がいるほど多くの人に親しまれている店名ですが、一体どんな由来があるのでしょうか。イオン株式会社の末吉さんに話を聞きました。 【写真】イオンとして稼働するも、ジャスコの看板も掲げた店舗 ☆☆☆☆ 【ジャスコの起源と名の由来】 1758年、三重県四日市で創業した太物・小間物商の「岡田屋」、兵庫県内で展開していたスーパーマーケットの「フタギ」、大阪府豊中市で創業したスーパーマーケット「シロ」の3社共同出資で設立されたのが始まり。新会社の設立にあたり、3社の従業員から社名を募集したところ2847件もの提案が集まり、その中から選ばれたのが「ジャスコ(JUSCO)」でした。名前の由来は”Japan United Stores Company” の頭文字をとったものだそうです。 【イオンの由来】 1989年には、さらなる成長・発展を目指してジャスコグループからイオングループへ名称を変更。2001年には社名もジャスコ株式会社からイオン株式会社に。ちなみに、イオン(AEON)はラテン語で「永遠」という意味だそう。「お客さまへの貢献を永遠の使命とし、その使命を果たす中でグループ自身が永遠に発展と繁栄を続けていくとの願いが込められています」と末吉さんは話します。 社名変更に伴いロゴも現在のデザインに刷新。赤と青の融合色であるマゼンタを使っている理由については、「赤は人の心・情熱・元気・楽しさ、青は地球・平和・変化を表しています。イオンの理念『平和』『人間』『地域』をイメージしています」とのこと。AとEの合字とOを結ぶ円は“エターナルリング”と呼ばれており「人間性をもとにした永遠の世界観と平和の概念」「企業集団としての一体感を象徴する永遠に廻り続ける輪」を表現しているのだそうです。 ☆☆☆☆ ジャスコとイオンの名前には、創立までの歴史や会社としての思いが込められていることが分かりました。 ※ラジオ関西『Clip』2024年10月8日放送回より
ラジオ関西