【沢田康文の欧州競馬リポート】ハーツクライ産駒コンティニュアスは復帰戦で5着/ロイヤルアスコット開催
英王室主催のロイヤルアスコット開催が18日から22日までの5日間行われた。 注目馬ではディープインパクト産駒のオーギュストロダン(愛国産、愛=A・オブライエン、牡4)が既報の通り、2日目のプリンスオブウェールズS(芝1990メートル)で復活をアピールするGⅠ6勝目を飾った。A・オブライエン調教師は平地GⅠ400勝となり、ウィリアム皇太子から記念のゼッケンが贈られた。 一方、同厩でハーツクライ産駒のコンティニュアス(日本産、牡4)が最終日のGⅡハードウィックS(芝2390メートル)に出走したが、5着に敗れた。それでもジャパンCを回避し、凱旋門賞5着以来約9カ月ぶりのレースだっただけに、次走以降の変わり身が期待される。 A・オブライエン厩舎の他の馬では、キプリオス(愛国産、牡6、父ガリレオ)が3日目のゴールドC(芝3990メートル)を制覇した。1807年に創設された開催の華といわれる長距離GⅠで、一昨年に次ぐ2勝目。表彰式にはチャールズ国王とカミラ王妃が出席し、関係者に賞を授与した。(在仏競馬記者)