大谷翔平の“本当の英語力”とは? 通訳なしで「シューズについて答えたインタビュー」が話題に
違法賭博事件で訴追された元通訳の水原一平氏と決別した大谷翔平選手が、英語でインタビューに答える映像がソーシャルメディアに投稿された。これまでインタビューには通訳を通してきた大谷選手だが、今後は自分の言葉による英語での発信が期待される。 【動画】上達は明らか?通訳なしで自分のシューズについて語る大谷選手。
余裕かも! シューズを英語でアピール
この映像は、スポーツメディアのESPNが投稿したもので、大谷選手は履いていたシューズについての説明を求められていた。映像はほんの25秒ほどの長さだったが、通訳なしで英語で答えている。 「白とドジャーブルー(笑)。靴底はとても平らでね、自分は平らなのが好き。このほうがより快適だ。そして(ユニフォームパンツの裾をめくって)、僕のロゴとニューバランスのロゴ」と、大谷選手は自分の言葉で説明。文法的に100点とは言えないが、自然な話し言葉でしっかり思うことを伝えていた。投稿には、「英語うまくなってる!」「ちょっとかわいい」「こういうの、もっとやったほうがいい」などの肯定的なコメントがたくさん付いていた。
英語は苦手? 過去には批判も
大谷選手が、インタビューの際に通訳を使っていることに対し、過去には厳しい批判もあった。2年前には、ESPNのステファン・A・スミス氏が、メジャーリーグベースボール(MLB)が大谷選手のユニークな二刀流を利用しきれないのは、彼がインタビューで英語を話さないからだと主張。特別な選手であることに疑いはないが、英語が話せず通訳が必要な選手では、新たなファンの獲得には不向きで、MLBの顔としての役目には適さないという見方を示した。(注:後にこのコメントについてスミス氏は謝罪している) これに対し、2022年1月の男性向け雑誌GQのインタビューで、大谷選手は「もし英語が話せたら、僕は英語を話す」と答え、「もちろんそうしたい。英語ができるに越したことがないのは明らか。話せればポジティブなことしかないだろう」と述べている。さらに、日本では中高と英語は必修だが、教師はテストに合格するための英語を教えていると説明。日本の英語教育をディスりたいわけではないが、本来の英語を教えてくれないとも話していた。 もっとも大谷選手は、自分がアメリカに来たのは野球をするためで、自分のプレーがファンとのコミュニケーション手段だと感じているとも述べている。野球選手の本来のファンサービスは、あくまでもプレーだという信念があったようだ。