開幕2連敗のトヨタ、引き分けで初勝利持ち越し…姫野主将「下を向くヒマはない」と前向く【ラグビー・リーグワン】
◇4日 ラグビー リーグワン第3節 トヨタ30―30東京SG(味の素スタジアム) 開幕2連敗のトヨタは引き分けで初勝利はまたも持ち越しとなった。 30―30の同点で迎えた試合終了間際の44分。ハーフウエー手前でPKを得たトヨタの姫野主将はゴールを指さしてボールをFBファルコンに預けた。入ればサヨナラ勝ち。しかし、直線距離で60メートル超のロングPGだ。 「僕はタッチキックから攻めてもいいと思ったけど、ティアーン(ファルコン)が『トライしたい』と言ってきた。普段から練習している彼の姿を見ているし、主将として、彼の気持ちに応えたかった」 だがキックはゴールポスト前で失速。勝ち越しはならなかった。 「勝てる試合を落とした。責任を感じている」とSO松田は肩を落とした。後半38分には勝ち越しのゴールを失敗。「勝利に直結するキック。決めなきゃいけないのに」と唇をかんだ。
今季3戦目の初勝利はならず。しかし貴重な勝ち点2を得たのも事実だ。今季のリーグワンはリーグ戦が2試合増え、プレーオフ出場枠も4から6に拡大している。 「結果は残念だけど、1週間準備してきたことは随所に出せた。手応えはあるし、下を向くヒマはない」と姫野主将は前を向いた。
中日スポーツ