紅こうじ、培養中に工事と指摘 大阪市調査、製品の廃棄指示へ
小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害問題を巡り、大阪市は26日、原因究明の調査結果を公表した。サプリ原料の工場で、紅こうじを培養している最中の休日に工事を実施していたと指摘。これを含む複数の要因を、原因物質となる青カビ混入の可能性に挙げた。市は小林製薬の回収分も含めた製品計約41万6千個の廃棄を指示する方針を決めた。 調査結果では、カビ混入の影響を「危害を与える要因」として十分認識していなかったとも言及した。 厚生労働省は、同社の旧大阪工場で採取した青カビから検出されたプベルル酸を、健康被害の原因物質と特定。紅こうじ培養の際に青カビが混入したとしている。