<’22センバツ・がんばれ九国大付>センバツ初出場時OB 明石昌博さん=戸畑区/中嶋孝宣さん=中間市 /福岡
◇明石昌博さん(57) 中嶋孝宣さん(57) 「一球一球に入魂。そうすれば結果は付いてくる」。九国大付が1982年にセンバツ初出場(当時は八幡大付)した時の主力、中嶋孝宣さん(57)=中間市=と明石昌博さん(57)=戸畑区=は、開幕の18日に初戦を控えた後輩にエールを送る。 当時は元日と翌日の2日間を除いて練習漬けで、陸上部より走り込み「これができればどんなことでも耐えられる」(明石さん)という自信を付けた。中嶋さんは俊足の1番、明石さんは5番で起用され、九州大会で準優勝。センバツの切符をつかんだ。 開幕日に横浜商(神奈川)と対戦。中嶋さんは試合開始のサイレンと同時に初球を打って内野安打で出塁した。だが、結果は1――2で惜敗。あっという間に終わった夢舞台に「もっとできたんじゃないか」と悔しさが残った。 九国大付は前回11年の出場時も大会初日に登場、準優勝した。現在、同じ物流会社で働く2人は「一球一球を大事にした結果、優勝につながれば」と活躍を楽しみにしている。【青木絵美】 〔北九州版〕