【『No No Girls』レポート#6】それぞれの“No”と向き合い、そこから脱出する個性あふれるパフォーマンスの連続に、ちゃんみなも思わず爆笑
それぞれの個性が際立っていたパフォーマンス
それぞれ苦難を乗り越え、ついに本番当日。候補生たちの緊張気味な表情を見たちゃんみなは、本番前にこう語りかけた。 「クリエイティブからみんなと一緒にやってきて、本当にみんなの才能をこれでもかと感じられたので、さらに今日感じられることを期待してます」 まずAチームから審査開始。 彼女たちはイスを使ったダンスパフォーマンスを見せていく。歌詞は「モスキートーン」をキーワードに、自分たちの個性に“No”を突きつける周囲の不快な声に対して“No”を突き返すような内容だ。歌詞に合わせて挑発的な表情をコロコロと変えていく3人から目が離せなくなっていく。KOKOが提案したダンスブレイクもいいアクセントになっていた。 ちゃんみなはまず「練習は一緒にみんなで合わせた?」と聞くと、KOKOが「話し合いを通しながらお互いにどんどん理解しあって、途中からみんなで一緒にやっていく流れになりました」と答える。一方、SKY-HIは「楽曲の表情とあなた方の表情がすごく噛み合ったシーンが多くて、その度に胸躍りました」とコメント。KOKONAが考えたという「モスキートーン」というワードに対しても、目のつけどころがいいと評価した。 続いてはBチームだ。 JEWELの強気で茶目っ気のある歌い出しが印象的。 <出口のない 廊下を Walking/ワガママさがかわいいのに/心ない言葉がflying/その程度じゃI do not mind><必要ない 私に Jewelry/もうすでに enough shining> 他人の評価を気にせず自分の魅力に自信を持とうとする力強い女性像が浮かぶような楽曲になっていた。『白雪姫』の有名なセリフを引用したAIKOパートも、コーラスを被せた個性的なメロディになっていておもしろい。<No>を粘っこく繰り返すサビも、シリアスだがキャッチーで心惹かれるものがあった。 Bチームは、自分たちの苦手な部分をそれぞれの得意な部分で補っていったという。ちゃんみながそれぞれの苦手な部分について聞いていくと、HIBIKIは「表情とダンス」、JEWELは「自分の強みがないから心細さを感じていて、苦手というよりも気持ちの面で波があった」とし、AIKOは「思っていることや経験を歌詞やメロディにするのが難しく感じた」とそれぞれ答えていく。今回、ちゃんみなは曲やパフォーマンスができあがる過程もチェックしているようだ。 そして最後はCチームの発表へ。 キレがあってファニーなダンスパフォーマンス。KOHARUの2次審査で披露していたダンスを彷彿とさせるようである。それぞれの歌唱パートでは、マイクスタンドを活用。歌を届けることに重点を置いているようだ。情念をぶつけるようなKOHARU、いら立ちを表現するMOMO、憂いを帯びたKAEDEと、3人の“ドロドロからの脱出”が上手に表現され、メンバーたちの個性がはっきりと浮かび上がる。 ちゃんみなが「アウトロの振り付けがすごくキモかわいかったんだけど、あれはどういうイメージなの?」と、腕を上げてのそのそと前進していく虫のような動きに突っ込む。するとKOHARUが「じゃあ、やらせていただきます!」と声をあげ、メンバー全員で再度やって見せることに。なんと候補生全員から「カマキリ! カマキリ! カマキリカマキリ! お尻カマキリ!」と大合唱が。これにはちゃんみなも爆笑。「うっすらカマキリかなとも思ってたんだよね。これは誰、カマキリ?」と聞くと、KOHARUが手を挙げて「KOHARUカマキリ」とキュートに答え、さらに会場の笑いを誘っていた。 まだまだ4次審査は続く。次回Ep.07は、残り3チームのクリエイティブ審査に密着していく予定だ。 * 【『No No Girls』Ep.07配信予定】 ■2024年11月15日(金)20時~
文=奈都樹