トライアスロン「スワコエイトピークス」 第3回大会は来年6月29日に 長野県
長野県諏訪6市町村を巡る「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会」の実行委員会は25日夜、諏訪市の諏訪商工会館で開き、第3回となる2025年大会を来年6月29日に開催する方針を決めた。諏訪湖周と八ケ岳山麓を舞台とするスイム、バイク、ランの計88.6キロで、24年大会とほぼ同じコースで実施する予定。ゴール地点は諏訪湖ヨットハーバー(諏訪市)から石彫公園(同)に変更する。 24年大会の課題を踏まえて交通規制の改善と徹底した周知を目標に掲げ、安全で、生活への影響を最小限にする大会を目指す。コースの車両横断を減らすための広域迂回(うかい)路の設定や、カーナビとアプリを活用した目的地への誘導も進める考え。交通規制の看板は分かりやすく表記し、従来からの周知方法に市町村のLINEなどを追加して広く情報を伝える。 ゴール地点は第1回が諏訪湖イベントひろば(旧東バル跡地)、第2回がヨットハーバーだった。湖畔の石彫公園について、事務局は「諏訪湖を感じながら気持ちよくフィニッシュでき、選手を迎えるにもいい場所」とした。選手募集枠は1000人。来月からエントリーを開始する。 約60人が出席した。大会長の金子ゆかり諏訪広域連合長は「諏訪湖マラソンも改善を重ねてきた。難しい課題はあるが、6市町村が一体となって克服したい。まだまだ魅力を増せる、余力ある大会。世界から注目される大会にしたい」とあいさつ。実行委員長の山谷恭博諏訪商工会議所会頭も、大会の成功と発展へ協力一致を呼び掛けた。 競技開始は午前8時。下諏訪ローイングパークを順にスタートし、湖内の漕艇場でスイムを実施。自転車で諏訪湖を反時計回りに半周し、上川右岸通勤バイパスを進む。茅野市運動公園の脇を通過して御柱街道の上り坂に入り、同市と原村、富士見町にまたがるエコーラインを走る。バイクの上りと下りのコースは今回も分離し、最終の湖周ランも反時計回りで行う。 24年大会は991人がエントリーした。雨天のため選手の安全と健康面を考慮し、諏訪湖のスイムと湖周ランの距離を短縮して実施。大勢のボランティアが支えた。エントリー数の増加などで第1回大会より収入は増え、支出を抑えたことで約250万円の黒字を計上したという。