恐竜親子、越冬のため「お引っ越し」 恐竜王国・福井県の道の駅「九頭竜」
降雪シーズンを前に、福井県大野市朝日の道の駅「九頭竜」にある恐竜親子のモニュメントが11月26日、越冬のため倉庫に引っ越した。紅葉や風に揺れるススキに見守られ、約1キロの道のりをゆっくりと運ばれた。 ⇒【写真】福井駅にさらに恐竜…大型肉食「スコミムス」が登場 ティラノサウルスを模したモニュメントは、親が全長12メートル、重さ3トンあり、子は全長4・6メートル、重さ1トン。和泉地区のシンボルとなっており、親子でうなり声を上げ観光客を出迎えている。冬場は積雪による破損防止やメンテナンスのため、同市板倉の倉庫で過ごし、雪解けする翌年3月下旬以降に道の駅に戻る。 同駅や市の担当者ら10人が作業。親子を載せた台座をトラックで引っ張るなどし30分ほどかけて移動させた。沿道で見守った80代の住民は「恐竜がいなくなるとさみしくなる。春に戻ってくるまで長生きしなきゃ」と話した。