【解説】スバル「インプレッサ」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
スバル「インプレッサ」ってどんなクルマ?
1992年に登場した初代インプレッサは、レガシィの上級移行に伴って空いてしまう5ドアコンパクトセダン/ハッチバックのポジションを埋めるために開発されたスバルのベーシックモデルです。 ベーシックモデルとはいえ、低振動・低騒音が特徴の水平対向エンジンによるクラスを超えた上質感が歴代インプレッサの特徴といえるでしょう。 【画像】超カッコイイ! これが最新のスバル「快速5ドアハッチバック」です! 画像で見る(50枚以上)(30枚以上)
また、これまで5ドアセダンのインプレッサをベースとした多くの派生モデルも登場しました。 利便性を高めた5ドアハッチバックモデルは「スポーツワゴン」のネーミングがつけられ、「WRX」の名前が与えられた高性能モデルはWRC(世界ラリー選手権)でも大活躍。 2010年には、5ドアハッチバックモデルの車高を高めてクロスオーバーSUVに仕立てた「XV」が登場しました。 3代目以降は5ドアハッチバックモデルが主力になり、セダンには「アネシス」「G4」といったサブネームが与えられています。 2023年4月に発売した現行型6代目は、5ドアセダンが廃止され、ハッチバックモデルのみのラインナップとなりました。 現在販売されている6代目インプレッサとクロストレックは、基本構造を共有する兄弟車の関係にあります。 クロストレックの前身となる「XV」は、インプレッサの車高を高めたクロスオーバーSUVモデルとして設計されていましたが、6代目インプレッサはSUV人気の市場動向を考慮してクロストレックのほうから先に開発された経緯を持ちます。 そんなインプレッサの特徴としては、より低重心の車体がもたらすスポーティで安定感ある走りが挙げられます。 またインプレッサには、クロストレックには設定がない純ガソリンエンジン搭載グレードを用意することで差別化が図られています。
●スバル「インプレッサ」のボディサイズは? インプレッサのボディサイズは全長4475mm×全幅1780mm×全高1450mmです。クロストレックと比べると全高は60mm低く、フェンダーモールが備わらないぶん全幅は20mm狭くなっています。 インプレッサは代を重ねるごとに大型化しているものの、以前に比べて平均ボディサイズが大きくなっている現在の基準に照らし合わせると、ごく標準的なボディサイズといえるでしょう。最小回転半径も5.3mとクラスの標準的な数値に収まります。 プラットフォーム自体は先代から引き続き「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」が用いられますが、新型インプレッサは車体骨格を組み上げてから外板を溶接する「フルインナーフレーム構造」を採用することで、さらなる高剛性化と軽量化を両立。 先代よりも操縦安定性や振動収束性が高められ、持ち前の上質な乗り味がさらに高められています。 ●エクステリア(外観)は先代よりシャープなデザインに 新型インプレッサのエクステリアのデザインは先代のコンセプトを踏襲しつつ、シャープな印象にまとめ上げられています。 印象変化に大きく寄与するのはヘッドライトとテールランプのデザイン変更といえるでしょう。 とくにLEDランプの採用により小型化したヘッドライトは、車全体を引き締めつつボディの抑揚をさらに強調。 このデザインにより新型は、インプレッサで5度目となるグッドデザイン賞を受賞しています。 上級グレードには、ハンドル操作と連動したLEDコーナリングランプや、高速走行時に閉じることで空気抵抗を低減するアクティブグリルシャッターも搭載。またグレードによって各部の加飾に違いが設けられています。 ボディカラーは、新色のサンブレイズ・パールを含めた全9色です。 クリスタルホワイト・パール アイスシルバー・メタリック マグネタイトグレー・メタリック クリスタルブラック・シリカ ピュアレッド サファイアブルー・パール ホライゾンブルー・パール オアシスブルー(オプションカラー) サンブレイズ・パール (オプションカラー)